0303

3月に柱状地盤改良から工事を着手する横浜市栄区の敷地。基本的特性は、元元の

地山で安定なのだけれど、念のため行なった地盤調査の結果、表層より50〜80cmほ

どの深部に建物保持力が不足する軟弱な粘土質層が存在することが分かった。これに

対し、木造2階建て住宅の場合、ベタ基礎で対応することが一般的といえるのだが、今

回、より確かな地震耐力を付加するため、直径60cm×長さ5m50cmの柱状杭 27本を

基礎工事に先行して施工する。 コストを抑えた計画ではあっても耐久性に関わる要素

には優先して予算を割り当てるようにするのが建築全体を通して成功させるカギだ。

 

 

 

memo