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Fence-sitting


活動家時代の記録 ♯2 
エチオピア・ウガンダ訪問 第1日目
1998年8月3日

早朝に京都を出て、新幹線で東京へ向かう。10時すぎに東京駅に到着。静岡県から来た友人と合流して在来線で上野へ向かい、上野から京成線特急で成田空港第一旅客ターミナルへ。
私たちが空港に着いたのは13時。16時半の集合時間まではかなり時間があったので、空港内を見学し、友人の両替をした。円安のため、ドルへの両替は大いに不利である。私は今年の3月にフィリピンへ持っていったドルをほとんど使わなかったので、今回はその残りだけを持っていくことにしたので、替えずにすんだ。3月に替えたときには1ドル130円で、それでも結構損した気分だったのに、まさか140円台までドルが上がるとは思わなかった。両替に行く人々は一様に嫌そうな顔をしていた。

定時に全員が集合した。当然といえば当然だ。ここは日本なのだから。私たちは日本人なのだから。(この先、この常識はまったく通じなくなるはず。)このツアーへの総参加者は、YEH、大人のオブザーバー、スタッフ、そしてHの理事をあわせて35名。しかし、何人かは会議準備のために一週間前に先発しているので、ここからアジズアベバの空港までの旅は30名弱での団体行動となる。私は「海外旅行に慣れている」という単純な理由で、空港での手続きでいろいろな細かい役をまかされているが、英語のおぼつかない私のような高校生が30名の先頭に立ってアフリカまで行くなんて、恐いグループだ。

フライトは18時45分のノースウエスト。機内食がおいしくないことで有名らしい。私もそう思う。日本で積んだものであれアメリカで積んだものであれ一様にまずいというのはどういうことだろう。機内食というのはどういうルートで出されるものなのか。ノースウエストのファーストクラスの機内食の食器は銀だという話をきいたことがあるがそれは本当なのだろうか。私には確かめるすべがなかった。エコノミーではフォークとナイフはステンレスだ。プラスチックではない。ビーマンバングラデシュでもキャセイパシフィックでも、エアーインデアでもタイ航空でもナイフはプラスチックだった。この春フィリピンに行くために乗ったユナイテッド航空では、ステンレスの食器が出たが、隣の席のタイ人は使った後の食器を「もらっておこう」と言って自分のカバンに入れていた。複雑な気分だ。

バンコク時間23時、ンコクの空港に到着。トランジットに4時間待ちである。真夜中だというのにロビーの店は全開。店員が余っている。友人が記念だとか言ってドルをタイの通貨、バーツに替えてきた。25バーツが1ドルくらいのルートだったと思う。しかし実はタイでは、円からドルを経由せずにバーツに替えることが出来るので、円安ドル高のあおりを受けずに済むのである。むしろ、バーツが下がっているので円からバーツに替えるのはお得なのである。もっとも、空港内のものは高いので、タイの貨幣価値や物価についてはいまいちよくわからない。空港ではコップ一杯のコカコーラが33バーツだというから、日本の方が安いのだ。空港の人件費を削ればもう少し値下げできるのに。 


つづく


        
 

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